住宅の内部結露の危険性について
2013-07-03
地球温暖化の防止と資源節約のために、
石油をできるだけ消費しない住まいをつくろうというのが、
21世紀の家づくりの基本です。
つまり「省エネルギー住宅」で「長寿命住宅」というわけです。
「省エネルギー」を達成するためには、
断熱性と気密性を高めて、冷暖房の効率を高める方法があります。
しかし気密性を高めると、家の中に湿気がとどまり、
結露やカビ、シロアリ、ダニ、腐食などの原因となる危険があります。
そこで、住まいを「高断熱」「高気密」にするときには、
必ず「換気」をするように法律で定められました。
ところで、結露には窓ガラスの表面や家具の裏、
外部と壁一枚で接している押入れの壁面など、
目に見える部分にできる「表面結露」と、
壁の内部や床下など、普段目に見えない場所にできる
「内部結露」があります。
目に見える場所なら拭き取ることができますが、
目に見えない場所では、気が付かない内に
壁の中や床下の断熱材の性能低下や木部を腐らせてしまうことがあります。
弊社のお勧めする「エアサイクルの家」とは、
壁の中、床下、小屋裏を空気が循環する家なのです。
恐ろしい内部結露の原因となる壁の中や床下の湿気を、
循環する空気が乾かしてくれるのです。
「動く空気にふれさせよ」という棟梁の知恵を生かしてつくる
「長寿命住宅」「省エネルギー住宅」。
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