
冬のエアサイクルは、
夏のエアサイクルは、夜の爽気や風を取り込んで、
建物の火照りを冷ますはたらきをしています。
そこで、暑さや寒さの感じ方について検討してみましょう。
暑さ寒さを感じるのは、人間がたえず周囲の環境と、
熱のやりとりをしているからですね。
暖かなストーブのそばにいれば、
でも床が冷たければ、床に接している足の裏から熱が奪われ、寒く感じます。
また部屋の壁、天井、床が冷えていれば、
これは天井や壁、床の輻射熱の作用なのです。
人体の体感温度は、「室温」+「壁・床の輻射熱」÷2 ですので、
仮に室温が16℃であっても、壁・床の輻射熱が22℃あれば、
体感温度は19℃であって寒さは感じません。
ごくわずかな暖房でも部屋が暖かくなります。
冬は壁体内や床下に暖気がまわり、夏には爽気がまわる「
つねに輻射熱を快適な温度に保ち、
つまり天井・壁四面・床面の六面輻射冷暖房となるわけです。
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